治療不可能な恋をした

「り、理人、待って……」

思わず声を上げ、手をそっと理人の胸に押し当てる。理人はその手を掴み、指を絡ませながらシーツに縛り付けた。

「待って?もっと一緒にいたいとか可愛いこと言われて、我慢できるわけねえじゃん」

その言葉と同時に、理人の指先が髪をはらって胸まで滑り、シャツが開かれる。梨乃は息を呑み、目を瞬かせた。

「それとも……余裕のない、かっこよくない俺はいや?」

低く囁く声にわずかに笑みを滲ませるが、理人の瞳には真剣な光が宿っている。

その言葉に、先ほど女友達に「美化してる」と言われたことをちらりと思い出す。

「理人……?」

「……」

「もしかして……みんなに言われたこと、気にしてる…?」

理人は一瞬視線をそらし、唇をきゅっと結ぶ。少し拗ねたように、かすれた声で言った。

「……べつに」

短いその一言に、梨乃の胸がきゅう、と甘く鳴った。拗ねたような声色と、ちょっと怒ったような表情──その両方が、どうしようもなく愛おしい。

理人の手がゆっくりと肌を伝い、下着をずらす。顔が胸に近づき、唇が軽く触れ、甘く熱い吐息が頂に落ちた。

「ん……っ」

梨乃は息を呑み、肩を小さく震わせる。抗おうとしても、体は先に反応してしまう。

理人の指先がもうひとつの膨らみを丁寧に撫でるたび、梨乃の奥から熱がじわりと上がり、全身が甘く蕩けていく。
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