お淑やかでか弱いお姫様をお望みでしたら他をあたってください ~正体不明の元メイドは魔王様に自分を攫わせます~
「要望通り、攫ってやろうではないか。ティアラを落とさないよう、気をつけてくれよ」
「はい!」
魔王に抱きかかえられた瞬間、周囲に見たことのない魔方陣が複数浮かぶ。
「いいか、魔王軍幹部!よく聞け!今しがた、探していた魔法石を取り返すことに成功した!全員城に帰ってこい!無関係な人間に怪我を負わせるなよ!!」
「「「「承知致しました!!!」」」」
魔方陣越しに沢山の声が不思議に思っていると、魔王はバリバリとガラスを踏みながら外に向かう。
「この城の上に、転移用の魔方陣を用意している。それで魔王城まで帰るから、舌を噛まないようにな」
「分かりました」
「……本当に良いんだな?」
「もちろんです。むしろ、これからよろしくお願いいたします」
「ああ、よろしく頼む」
魔王は私を力強く抱きしめると、ふわりと浮かび上がった。
ぐんぐん上がっていく高度。小さくなっていく中にルーカス様もいたが、手を振ることもなく私は目を閉じた。
きっと、これからは幸せな人生が待っている。
大変かもしれないが、きっと__
これは本当の力に気づいていない元メイドが、魔王軍に所属する人外たちとわちゃわちゃスローライフを送るお話。
個性豊かな彼らの元で人生を謳歌する彼女が、どんな愛に恵まれるのか。
きっと誰もが彼女を羨むことでしょう。
「はい!」
魔王に抱きかかえられた瞬間、周囲に見たことのない魔方陣が複数浮かぶ。
「いいか、魔王軍幹部!よく聞け!今しがた、探していた魔法石を取り返すことに成功した!全員城に帰ってこい!無関係な人間に怪我を負わせるなよ!!」
「「「「承知致しました!!!」」」」
魔方陣越しに沢山の声が不思議に思っていると、魔王はバリバリとガラスを踏みながら外に向かう。
「この城の上に、転移用の魔方陣を用意している。それで魔王城まで帰るから、舌を噛まないようにな」
「分かりました」
「……本当に良いんだな?」
「もちろんです。むしろ、これからよろしくお願いいたします」
「ああ、よろしく頼む」
魔王は私を力強く抱きしめると、ふわりと浮かび上がった。
ぐんぐん上がっていく高度。小さくなっていく中にルーカス様もいたが、手を振ることもなく私は目を閉じた。
きっと、これからは幸せな人生が待っている。
大変かもしれないが、きっと__
これは本当の力に気づいていない元メイドが、魔王軍に所属する人外たちとわちゃわちゃスローライフを送るお話。
個性豊かな彼らの元で人生を謳歌する彼女が、どんな愛に恵まれるのか。
きっと誰もが彼女を羨むことでしょう。

