断罪の鐘で永遠を誓う ~かつて攫われた王妃候補は、最愛の誘拐犯に会いに行く~
「おい、もういいだろ」
ヒートアップしそうになっていた私の肩を、何でも屋が掴んだ。振り返って睨むも、彼は力を緩めない。
「私からの依頼をお忘れですか?『どうせならラドルの墓で』と言ったはずです。墓が無ければ、あなたの仕事も終わりませんよ」
老人の手前、あえて殺すという言葉を抜いて話す。しかし、彼には言いたいことが通じたようだ。
しかし、相変わらず私を咎めるような目をしている。
「んなこと分かってるよ。でもな、それでじいさんを責めるのは違うだろ」
はっとなり老人を見ると、彼はすっかり委縮してしまっていた。
すぐに自分の言動を振り返って、申し訳なくなる。
「無礼な態度をとってしまい、申し訳ありませんでした」
「い、いや…」
「その、ラドルの墓がここにないというのはどういうことか、教えていただけませんか?」
素直に尋ねると、老人は驚いたように目を見開いた。
「まさか、本当に知らないというのか?」
「何をですか?」
「王妃候補のお嬢様を誘拐したラドルという男は__この国で唯一処刑を撤回された罪人じゃよ」
老人の言葉を認識した瞬間、ヒュッと喉が鳴った。
ヒートアップしそうになっていた私の肩を、何でも屋が掴んだ。振り返って睨むも、彼は力を緩めない。
「私からの依頼をお忘れですか?『どうせならラドルの墓で』と言ったはずです。墓が無ければ、あなたの仕事も終わりませんよ」
老人の手前、あえて殺すという言葉を抜いて話す。しかし、彼には言いたいことが通じたようだ。
しかし、相変わらず私を咎めるような目をしている。
「んなこと分かってるよ。でもな、それでじいさんを責めるのは違うだろ」
はっとなり老人を見ると、彼はすっかり委縮してしまっていた。
すぐに自分の言動を振り返って、申し訳なくなる。
「無礼な態度をとってしまい、申し訳ありませんでした」
「い、いや…」
「その、ラドルの墓がここにないというのはどういうことか、教えていただけませんか?」
素直に尋ねると、老人は驚いたように目を見開いた。
「まさか、本当に知らないというのか?」
「何をですか?」
「王妃候補のお嬢様を誘拐したラドルという男は__この国で唯一処刑を撤回された罪人じゃよ」
老人の言葉を認識した瞬間、ヒュッと喉が鳴った。