断罪の鐘で永遠を誓う ~かつて攫われた王妃候補は、最愛の誘拐犯に会いに行く~
「あー…。お前の探していた人が生きていたのはおめでたいが、そろそろ殺していいか?」
「残念ながら、彼が生きている以上、殺されるのは困ります。さて、どうしましょうか」
何でも屋の男が私を支えながら、器用にナイフを取り出すのを、他人事のように眺める。
私は今ようやく生きる希望が見えたのだ。
この機会を逃したくない。
「先程の私の依頼は、どうなりましたか?」
「この世に存在しないものを探すのは、さすがに不可能だから無効だ。どうせ殺すし、手間賃はくれてやるよ」
そんな会話をしながらも、着々と準備は進む。
何でも屋の男がナイフを私の喉元に当てた時、私は彼の手を掴んだ。
「…まだ何かあるのか?」
「あなたが依頼を受ける時の条件を教えていただきたいです」
「……金さえ貰えればそれで良い」
「そうですか。では、改めて依頼をさせてもらえませんか?」
「…とりあえず聞くだけ聞いてやる」
彼はナイフを下げると、私の言葉を促すように私を見つめた。
「ラドルが生きていると分かった以上、どんな手段を使ってでも私は彼に会いに行きます。あなたには、彼の捜索と私の同行者になっていただきたいです」
「待て。捜索は分かるが、同行者だと?」
「はい。私はラドルを探すために、すぐにでもこの国から逃亡します」
「はぁ!?」
彼は信じられないとでも言いたげに、目を見開いた。
「残念ながら、彼が生きている以上、殺されるのは困ります。さて、どうしましょうか」
何でも屋の男が私を支えながら、器用にナイフを取り出すのを、他人事のように眺める。
私は今ようやく生きる希望が見えたのだ。
この機会を逃したくない。
「先程の私の依頼は、どうなりましたか?」
「この世に存在しないものを探すのは、さすがに不可能だから無効だ。どうせ殺すし、手間賃はくれてやるよ」
そんな会話をしながらも、着々と準備は進む。
何でも屋の男がナイフを私の喉元に当てた時、私は彼の手を掴んだ。
「…まだ何かあるのか?」
「あなたが依頼を受ける時の条件を教えていただきたいです」
「……金さえ貰えればそれで良い」
「そうですか。では、改めて依頼をさせてもらえませんか?」
「…とりあえず聞くだけ聞いてやる」
彼はナイフを下げると、私の言葉を促すように私を見つめた。
「ラドルが生きていると分かった以上、どんな手段を使ってでも私は彼に会いに行きます。あなたには、彼の捜索と私の同行者になっていただきたいです」
「待て。捜索は分かるが、同行者だと?」
「はい。私はラドルを探すために、すぐにでもこの国から逃亡します」
「はぁ!?」
彼は信じられないとでも言いたげに、目を見開いた。