ポストのお兄さん




そうしていると、一台の車が家の前で止まった。


「山都さん♪」




「こんにちは、舞」



相変わらずカッコイイなぁ・・・私服も配達員の服も大好き・・・





「行こうか・・・・?」




「はいっっ」



私と山都さんは車に乗り、海にむけ、出発した。



山都さんの車は小さい普通車。コンパクトカーっていうのかな・・・



車内の香りは山都さんの香水の香り・・・



心地よくてこのままここに住んでみたい(?)と思ったくらいだった。





「海・・・・好きなの?」




「あ・・・小さい頃に一回しか行ったことなくて・・・急に行きたくなったんだ」




「俺も。何か海に行きたい気分なんだ♪」



山都さんは笑いながらそう言った。



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