ポストのお兄さん
「じゃあ・・・・話しましょうか・・・」
「大丈夫・・・か・・?」
私はこれ以上心配させてしまうのは嫌だ・・・
そう思い、すべてを話すことにした。
肩の力を抜き、私は口を開いた。
「私は・・・・小学校の2年生くらいの時に海に来たことがあるんです」
そうだ・・・そういえば・・話ながら記憶を蘇らせていく・・・・
「日没間近になって、家族と家に帰ろうとした時のことで・・・」
「・・・・話せることか・・・?ムリするなよ??」
「うん。大丈夫よ・・・それでね。私迷子になったの」
「迷子・・・・?」