ポストのお兄さん
山都は私を抱え込んだまま、詩雨さんをベットに投げ飛ばした。
「ぃやぁっ・・・・あんた・・・私の邪魔すんじゃねぇよ・・・」
まるで性格が変わったかのように目つきが怖くなる。
「あ・・・?ついに正体現したな・・総長がよ!!」
そうちょー・・・・・?
山都は詩雨さんの首筋を私に見せた。
「これが・・・・証だ・・・・」
「タトゥー?・・・・」
「そうだ。こいつはレディースの総長だ」
「レディースッッ????」
詩雨さんは立ち上がり、山都に殴りかかる。
「山都ッッ!!!!!」
山都の頬が赤く染まる。
「女だからって容赦しねぇから・・・」
そう言うと、山都は詩雨さんを殴りつける。
「山都・・・もういいから・・・」
私は止めにかかる。
「よくねぇだろ・・・・・俺のなのに・・・」