友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
「莉子達はね、一緒に暮らしてるけど、ぜーんぶ別だよ!」
「家事は自分で、寝室と食事も別。休日ですら、滅多に顔を会わせない」
「そんな状態で、よく夫婦でいられますよね」
「んー。そんな感じだからこそ、仲良くやれるんだと思うよ?」
蛍くんは何事もなかったかのように
淡々と疑問を投げかける。
狐娘さんは私とよく似たタイプのようで、明るい声を響かせた。
「だって、顔を合わせなきゃ喧嘩をしなくて済むし。1人暮らしの時みたいに自由で、困った時はすぐに助けてもらえるもん!」
「日々の生活における快適さを、最優先した結果だ」
「そう! 寂しくなったり悲しくなったりした時は、隣の部屋に突撃をしかければいいだけだもんね!」
「迷惑すぎる……」
狐男さんはうんざりした様子でぽつりと呟くと、紙コップのお茶を口に含む。
どうやら、これ以上声を発するつもりはないようだ。
露骨に肩の力を抜いて休憩する様子をじっと見ていれば、少しムッとした夫に腕を引っ張られる。
――よそ見するなってことかな……?
私は気を取り直して狐娘さんへ視線を移し、質問を続けた。
「家事は自分で、寝室と食事も別。休日ですら、滅多に顔を会わせない」
「そんな状態で、よく夫婦でいられますよね」
「んー。そんな感じだからこそ、仲良くやれるんだと思うよ?」
蛍くんは何事もなかったかのように
淡々と疑問を投げかける。
狐娘さんは私とよく似たタイプのようで、明るい声を響かせた。
「だって、顔を合わせなきゃ喧嘩をしなくて済むし。1人暮らしの時みたいに自由で、困った時はすぐに助けてもらえるもん!」
「日々の生活における快適さを、最優先した結果だ」
「そう! 寂しくなったり悲しくなったりした時は、隣の部屋に突撃をしかければいいだけだもんね!」
「迷惑すぎる……」
狐男さんはうんざりした様子でぽつりと呟くと、紙コップのお茶を口に含む。
どうやら、これ以上声を発するつもりはないようだ。
露骨に肩の力を抜いて休憩する様子をじっと見ていれば、少しムッとした夫に腕を引っ張られる。
――よそ見するなってことかな……?
私は気を取り直して狐娘さんへ視線を移し、質問を続けた。