弱さを知る強さ


◯あやは◯

先生が詳しく私の病気についてと必要な治療や検査、やるとどんだけ身体がマシになるか
色々知りたかったことが知れた

一応、看護学生として少しの知識は入れていたけど
ここまで詳しくはわからなかった

点滴の重要性もわかったしどんな薬かもわかった

今ならその薬を身体に入れれる気がする

「出来そうか?」

「...頑張ってみる」

「よし、準備するわ」

点滴の準備を先生がはじめて私はベットに横になって腕を出した

ドキドキする

「じゃ目瞑って向こう向いてて
すぐ終わらせるから」

「...うん」

先生は駆血帯を巻いて血管を探し
すんなりと針を入れた

「いいよ」

一瞬で終わって痛みもないし

「先生って点滴うまいよね」

「ははっ、ありがとう
吐き気は?」

「今のところ大丈夫」

「わかった」

先生からの話で何がどんなふうに自分の体に入ってどんな作用があるのかわかるだけで吐き気がいつもよりだいぶマシになった気がする

異物ではあるから気持ち悪いけど
今までのように吐くまではいかない

「先生」

「なに?」

「患者さんみてきていいよ
私、吐かずに耐えられそう」

「まじ?」

「...うん」

「あやは。もうほんと感動だわ」

「...」

「ありがとう、隣にいるからなんかあったら呼んで」

「うん」

嬉しそうに白衣を持って隣の診察室にいった

金森先生が救急外来の患者さんを呼んで診察している声がする

お医者さんって感じだけど私との察し方と全然違う

優しいお医者さん
私の時みたいに突き放したり怒ったりしなさそう

先生の声を聞いていると眠気がきて目を閉じた


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