男子嫌いな私は逆ハー絶対的対象でした!?
理事長室まで歩いていると、和月さんが、
「ねぇ。」
と声を掛けてきた。
「はいっ?」
私が返事すると、和月さんが、ぐっと距離を縮め、近ずいてきた…
うっ……昔の記憶が、フラッシュバックしてくる。
私は、男の子が心の底から、嫌い…なの。
私は、昔から、何故か男の人に取りつかれやすい体質だった。
小学生に入った頃くらいから、ストーカーが通学路をずっと着いてきて、最初は気にしてなかったけど、どんどん距離が近くなり、車に乗せられそうになってしまった事がある。
その時、当時高三だった亡きお姉ちゃんが、助けてくれた事があった。
もう、私はそこから、男の人が嫌いなのだ。
「ん〜気のせいじゃないよね…」
「?なんの事ですか、?」
「美星ちゃんから、俺と何かが一致する様な、香りが…」
「何かが一致?」
そう言うと、ふと、和月さんが足を止めた。
「ここ。理事長室までとは言われたけど、俺は入ったら理事長に怒られるし、行ってきて。」
「はいっ!分かりました!ありがとうございます!」
にこりと微笑んでクルッと理事長室に入っていく。
「やっぱ、あの子から…」
和月さんが、意味深なことを言っていたのは、全く気にならなかった。