男子嫌いな私は逆ハー絶対的対象でした!?
世界の基準?
「貴方はね、世界の『基準』を変えることができるの…っ!」
「世界、の、基準?」
世界の基準って…なんだろ…
頭にはてなマーク連続の私に、お姉さんは口を開く。
「世界の基準、色々あるだろうけど、太陽が、この太陽系からなくなったら、どうなると思う?」
太陽系が…なくなったら?
「何もかもが…宇宙ごと、なくなる…」
…そんな世界の想像が、全く、つかない。
「そうよね。貴方は、この太陽系の誰かに恋をすること。それが出来れば、太陽系がひっくり返るのよ」
「うそ…」
「本当よ。」
お姉さんの表情を見た限り、これは……本当だ。