私の愛すべき人~その別れに、愛を添えて~
〝お前発見〟 そっけない、たった四文字。その下に添付された、サンタ帽をかぶったフレンチブルドッグの写真が今はやけに懐かしくて、どうしようもなく胸を刺した。
全然、気づかなかったよ。あんたの気持ち。
「ありがとう、一ノ瀬」
ディスプレイに浮かぶ彼の名前に、私は届くはずのない感謝をそっと呟き、画面を伏せるように、ローテーブルの上に置いた。
この胸の奥でいつまでもさざめく複雑な気持ちも、ざわつく心も、涼介と大阪に行ってしまえば、きっと全て消える。
遠い過去のこととしていつか、きっと懐かしく思い出せる日が来る。仕事だって辞める決意をした。
その穴はきっと誰かが埋めてるだろう。
環境も人も、変わっていく。みんな前に進んでいる。
新しい土地で、涼介との未来だけを考える。
――そう、決めたんだから。
全然、気づかなかったよ。あんたの気持ち。
「ありがとう、一ノ瀬」
ディスプレイに浮かぶ彼の名前に、私は届くはずのない感謝をそっと呟き、画面を伏せるように、ローテーブルの上に置いた。
この胸の奥でいつまでもさざめく複雑な気持ちも、ざわつく心も、涼介と大阪に行ってしまえば、きっと全て消える。
遠い過去のこととしていつか、きっと懐かしく思い出せる日が来る。仕事だって辞める決意をした。
その穴はきっと誰かが埋めてるだろう。
環境も人も、変わっていく。みんな前に進んでいる。
新しい土地で、涼介との未来だけを考える。
――そう、決めたんだから。