悪女は穏やかに眠りたい ~『天使の寝顔』は追放先で溺愛される~
焦ることはない。
それに、見知らぬ他国で気丈に振る舞う彼女の強さに、どことなく惹かれ始めている。
きっと1か月もすれば、「返せ」と言われても返せないぐらいにはなるだろう。
彼女には、それほどまでに魅力がある。
「んん・・・」
少し呻いたアメリア嬢。心配になって顔を寄せるも、程なくすれば穏やかな寝息が聞こえだした。目を覚まさなかったことにホッとする。
(この寝顔は、まるで天使だな)
やはり彼女のことを悪女だとは思えない。天使の間違いだろう。
(この疲弊しきった身体で、一体どれほどの重荷を背負ってきたのだろう)
辛いことや苦しいことも、決して少なくなかったはずだ。
何度1人で苦汁をなめたのか。考えるだけでも胸が痛くなる。
この人は、俺が守る。
そう、心に決めたのだった。
それに、見知らぬ他国で気丈に振る舞う彼女の強さに、どことなく惹かれ始めている。
きっと1か月もすれば、「返せ」と言われても返せないぐらいにはなるだろう。
彼女には、それほどまでに魅力がある。
「んん・・・」
少し呻いたアメリア嬢。心配になって顔を寄せるも、程なくすれば穏やかな寝息が聞こえだした。目を覚まさなかったことにホッとする。
(この寝顔は、まるで天使だな)
やはり彼女のことを悪女だとは思えない。天使の間違いだろう。
(この疲弊しきった身体で、一体どれほどの重荷を背負ってきたのだろう)
辛いことや苦しいことも、決して少なくなかったはずだ。
何度1人で苦汁をなめたのか。考えるだけでも胸が痛くなる。
この人は、俺が守る。
そう、心に決めたのだった。

