魔族の王子の進む道 〜俺様王子が魔王になるまで〜
王子とゼラの、それから
「王子様〜、今日は何のお勉強教えてくれるんですか〜!? 」
王子である彼は、ゼラのいる集落にしばしば出向くようになった。
それだけではなく他の魔族の街にも出向き、見通しの間だけではなく自らの目でも世界の様子を見に行くようになった。
「ゼラ、まだ隣の街に住むドラゴン族の視察が残っている。それに、蒼月の頃(夜)の食事は、本日は城の者達と摂ることになっている。悪いが……」
そこまで言うと、娘は目を潤ませ、泣きそうな顔になった。
彼は慌てる。
「っ……最後まで聞かないか! ゼラ、これからお前に、我が城まで同行しろと言うんだ!! 」
「どうこう……同行!! 王子様と一緒に行って、いいんですかぁ!? 」
娘は驚いた顔でそう返す。
彼は後ろを向き、わざと毅然とした声で言った。
「そう言っているだろう。その代わり、まだ視察がある。他の魔族とは、私が良いと言うまで口を利くな」
娘は首を傾げた。
「なんでですか?? 」
「……お前を好くのは私だけだ。他の者にお前が気に入られては、私が黙っていない……!! 」
王子である彼は、ゼラのいる集落にしばしば出向くようになった。
それだけではなく他の魔族の街にも出向き、見通しの間だけではなく自らの目でも世界の様子を見に行くようになった。
「ゼラ、まだ隣の街に住むドラゴン族の視察が残っている。それに、蒼月の頃(夜)の食事は、本日は城の者達と摂ることになっている。悪いが……」
そこまで言うと、娘は目を潤ませ、泣きそうな顔になった。
彼は慌てる。
「っ……最後まで聞かないか! ゼラ、これからお前に、我が城まで同行しろと言うんだ!! 」
「どうこう……同行!! 王子様と一緒に行って、いいんですかぁ!? 」
娘は驚いた顔でそう返す。
彼は後ろを向き、わざと毅然とした声で言った。
「そう言っているだろう。その代わり、まだ視察がある。他の魔族とは、私が良いと言うまで口を利くな」
娘は首を傾げた。
「なんでですか?? 」
「……お前を好くのは私だけだ。他の者にお前が気に入られては、私が黙っていない……!! 」