君のとなりで、恋をする
その後の練習は、まるで夢の中みたいだった。
ボールが弾む音も、コーチの笛も、遠くにあるように感じる。
私の意識は、結城先輩の姿を追ってばかりいた。
速いドリブル。
視線を鋭く走らせながらのパス。
跳躍の瞬間にふっと力を抜いて放つシュート。
どれも無駄がなく、自然で、でも確かに美しい。
(やっぱり・・・綺麗だ)
入部見学の日に感じたあの言葉が、また胸の中に浮かんでくる。
けれど今日はそれだけじゃない。
そこに“私を呼んでくれた声”が重なって、心臓の奥がずっとざわめいている。
萌が隣で「すごい! 今の見た?」「さすが結城先輩、エースって感じだよね!」と声を上げる。
私はただ頷くだけ。
声を出したら、胸の動揺まで零れてしまいそうで。
⸻
ボールが弾む音も、コーチの笛も、遠くにあるように感じる。
私の意識は、結城先輩の姿を追ってばかりいた。
速いドリブル。
視線を鋭く走らせながらのパス。
跳躍の瞬間にふっと力を抜いて放つシュート。
どれも無駄がなく、自然で、でも確かに美しい。
(やっぱり・・・綺麗だ)
入部見学の日に感じたあの言葉が、また胸の中に浮かんでくる。
けれど今日はそれだけじゃない。
そこに“私を呼んでくれた声”が重なって、心臓の奥がずっとざわめいている。
萌が隣で「すごい! 今の見た?」「さすが結城先輩、エースって感じだよね!」と声を上げる。
私はただ頷くだけ。
声を出したら、胸の動揺まで零れてしまいそうで。
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