君のとなりで、恋をする
(今、何を言えばよかったんだろ)


大和はノートの文字を見つめたまま、答えを探していた。

自分の想いを伝えたいのに、口を開けばこの空気を壊してしまいそうで。

翠もまた、胸の奥に小さな罪悪感を抱いていた。

優しく笑う大和に向かって、「ごめんね」と言いたかった。

でもその言葉を出せば、きっと戻れなくなる気がした。

だから二人は、何も言わなかった。

ただノートを開いたまま、夕陽が傾くまで静かに座り続けた。

しばらく静かな時間が流れたあと、大和が口を開く。



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