君のとなりで、恋をする
「す、すみません……」

「謝んな。……もう離さねぇから」


冗談みたいに言いながらも、その瞳は本気だった。

思わず顔が熱くなる。

風鈴の音がかすかに響く。

屋台の灯りが二人の影を長く伸ばしていた。

この手を繋いで歩くたびに、世界が少し変わって見える気がした。

あの日の体育館も、放課後の廊下も、今のこの夏の夜に続いていたんだ――。







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