君のとなりで、恋をする
「翠」


名前を呼ばれた瞬間、肩を抱き寄せられる。

花火の音にかき消されながら、唇が重なった。


──世界が花火に包まれても、
私たちの時間はそれ以上に鮮やかだった。


(あのとき、もし勇気を出せていなかったら)

(この景色も、今の私も、きっとなかった)


怖かった日々も、全部この瞬間につながっていたんだ。








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