君のとなりで、恋をする
萌は笑顔を崩さなかった。

けれど、その瞳の奥に一瞬、苛立ちの影が走ったのを、私は見逃さなかった。

胸の奥がざわめく。

先輩の背中と、萌の表情。

その二つが重なって、心の中に小さな波を作り続けていた。





< 23 / 140 >

この作品をシェア

pagetop