君のとなりで、恋をする

13話 まっすぐな告白

──あれから1週間。


朝の電車で結城先輩に守られてから、胸の鼓動はずっと落ち着かなかった。

思い出そうとしなくても、勝手に浮かんでくる。

背中を支えられた瞬間の体温。

「じっとしてろよ」と低く響いた声。

荷物をひょいと持ち上げて、前を歩いていく横顔。


(……どうしよう)


顔を合わせるのが恥ずかしくて、気まずくて……。

気づけば、目を逸らしてばかり。

声をかけられる前に距離を取ったり、視線が合いそうになると慌てて別のところを見てしまったり。

部活でも、まともに視線を合わせられない日々が続いていた。

なのに、意識すればするほど、逆に存在感は増していく。



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