君のとなりで、恋をする

14話 近すぎる距離

──練習試合の日。


いつもより少し早く集まった体育館は、独特の熱気に包まれていた。

相手校のユニフォームの色。

シューズが床を叩く音。ウォーミングアップの掛け声。

その全部に圧倒されそうになりながら、私は先輩マネージャーの隣で、スコアの練習をしていた。


「ここが相手の得点ね。で、この横がシュート決めた人の番号」

「は、はいっ……!」


必死でペンを走らせるけど、字は小さいし、欄からはみ出してしまう。


「……あれ?」


自分で書いた数字が読みにくくて首をかしげていると、横からふっと影が落ちた。




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