君のとなりで、恋をする
──そのやり取りを、部員たちは見逃さなかった。


「また長谷川じゃん」

「最近、よく結城さんと絡んでない?」

「長谷川って、目立ってきてない?」



ざわつく声があちこちで漏れる。

視線が集まってくるのが分かって、思わず背筋がこわばる。


(み、みんな見てる……やばい……)


胸の奥に不安が広がる。けれど同時に、熱く波打つ鼓動は止まらなかった。





< 79 / 140 >

この作品をシェア

pagetop