仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
 「わぁ! かわいい!」


 淡いピンク、ミントグリーン、ラベンダーのマカロンたちは、まるで宝石をちりばめたパレットのように整然と並び、表面にはほのかな光沢が浮かんでいる。


 「食べてもいいですか?」
 「夕食前に?」
 「食後まで我慢できません」


 修吾がクスッと笑うのにもかまわず、「いただきます」とミントグリーンのマカロンをそっと摘まんだ。
 口に運ぶとサクッと脆く、解けるような儚さだ。ピスタチオの濃厚な風味がクリームと溶け合って舌の上で踊った。


 「美味しい~」


 頬に手をあて、思わずうっとりする。


 「気に入ったならよかった」


 修吾は満足げに目を細めた。
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