【第一部完結】転生幼魔女は生き延びたい!~唯一無二の力はナイショだよ〜
数ヶ月前の自分は、予想もしなかった。
顔を合わせる機会すらほとんどなかった父と、こんなにも幸せな親子の時間を過ごせるようになることを。
そして自分に優しい母と、それからたくさんの友人ができるようになることも。
お喋りを続けるセレスティアの膝の上で、いつものように寝そべって寛いでいるマリアベルが「くあぁ」と大きなあくびをして丸まった。
頭上ではシルフ三人衆がかしましく話しながら飛び回り、テーブルの上では温かなティーカップに寄りかかってブラウニーたちが居眠りをしている。
ケラケラと笑い声が聞こえてそれとなく目を向ければ、ボギー兄妹がふかふかの絨毯の上で追いかけっこをしていた。
──人間と妖精。本来交わることのない、ふたつの種族が共存する光景。
これがセレスティアの目に映る世界。
とても素敵で、そしてかけがえのない日常だ。
きっとこれからも、《緑の民》の力と前世の記憶のせいで、色々なことに巻き込まれてしまう時もあるだろう。
けれども、雨の日も風の日も、嵐の日も乗り越えて。
今日も明日も、明後日も、その先の未来でも。
(わたしは笑顔で幸せに──生き延びたい!)
顔を合わせる機会すらほとんどなかった父と、こんなにも幸せな親子の時間を過ごせるようになることを。
そして自分に優しい母と、それからたくさんの友人ができるようになることも。
お喋りを続けるセレスティアの膝の上で、いつものように寝そべって寛いでいるマリアベルが「くあぁ」と大きなあくびをして丸まった。
頭上ではシルフ三人衆がかしましく話しながら飛び回り、テーブルの上では温かなティーカップに寄りかかってブラウニーたちが居眠りをしている。
ケラケラと笑い声が聞こえてそれとなく目を向ければ、ボギー兄妹がふかふかの絨毯の上で追いかけっこをしていた。
──人間と妖精。本来交わることのない、ふたつの種族が共存する光景。
これがセレスティアの目に映る世界。
とても素敵で、そしてかけがえのない日常だ。
きっとこれからも、《緑の民》の力と前世の記憶のせいで、色々なことに巻き込まれてしまう時もあるだろう。
けれども、雨の日も風の日も、嵐の日も乗り越えて。
今日も明日も、明後日も、その先の未来でも。
(わたしは笑顔で幸せに──生き延びたい!)