恋愛期間0。彼の毒はスイーツより甘かった。(仮)
「二十七」

 年下だった。
 もしかして、そうかなぁ? と思ったけど。

「うみは?」
「契約書に生年月日書いたよ」
「見てない」

 ザックリだなぁ。

「二十九だよ」

 教えると、少し驚いていた。

「下か同い年かと思ってたわ、まぁ大差ないけど」
「タイトルにアラサーって入れる?」
「うみがそうしたいなら。あ、カーテン買い直そうぜ」
「あ」

 覗かれたくなくて、そうしようと思ってたのに、塩田が一緒だからか、忘れていた。

 最寄りのホームセンターで車用品のコーナーを物色する。

 一緒に外を歩いて感じたのだけど、塩田はかなり目立つタイプだ。若い女の子が彼を見て囁き合っていた。

「あの人、カッコよくない?」「芸能人?」「分かんない」

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