虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。


努力などしたことない姉が、私を賢ぶって説教してくるので憎しみが湧いた。
私が公爵になるために捧げた時間を、価値がないもののように言う彼女が許せない。

「でも、ミリアがいなくなったら誰が公爵位を継ぐというのだ」
父はもう姉の言う通りにすることを決めはじめているようだった。

この家も、帝国もおかしい。
私だって姉と同じ公爵家の人間で皇族の縁戚だ。

皇族の血が流れているのに紫色の瞳をしていないだけで、その血筋の価値は落とされている。
紫色の瞳をしたものの言うことには逆らうなという理不尽さに押しつぶされそうだ。

「お父様のお気に入りのスコット皇子殿下を養子にして、爵位を継がせれば良いじゃない」
姉の言葉に怒りが湧いた。

スコット皇子など、嫌味を言うしか脳のない皇子だ。
皇子のくせに、権力のある公爵に取り入るプライドのない男だ。
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