渋谷少女A続編・山倉タクシー
開闢(かいびゃく)の思い(2)
先程の悪夢中における魔王アスラ―の「殺すぞ!」なる脅しと云い、古希間近となって人生の終末に至った私にとっては、これは恐らく…現実における最終的な〝証し〟を求められているのではないだろうか?
今から20年前、車上生活に追い込まれた際に見た、決して忘れることのできないあの夢!そこに現れた大天使から私は「そなた田中茂平はこのあと生涯をかけて我への証しをせよ。A子を敬いB子を慈しめ。魔は滅びしにあらず、疾く戻り来む。田中茂平、いざ、汝(な)が本懐を為せ!」と告げられたのだった。にも拘らずその後の20年に及ぶこの為体(ていたらく)!いくらそこに常人には有り得ない、20年間に及ぶヤクザストーカーどもによる苛みがあったとしても、おい、お前…田中茂平さんよ。いくら何でもひど過ぎはしないか?天使の命(めい)を蔑(ないがし)ろにしてはいまいか?いいか、おい、茂平。もう終わっちまうんだぜ、人生そのものがさ。このまま負目負目と負け犬のままで終わるつもりなのかい?
「魂(A子)・心(B子)・現実(私自身、私の人生)の光転を為せ」と云われたのだったな?あの時、天使から……などと、チンピラストーカーどもの苛みに負けて、荒れ地のようになってしまった自分の心を、恰も開闢し行くが如き思いに至る私だった。
思いここに至れば、今回のこの一連の出来事が決して偶然ではなかったという気がする。思いも寄らなかった山倉との再会、栄子さんやビアクさん、明美ちゃんとの出会い…実際のこと、その明美ちゃんがどれほど悲惨な境遇に置かれていたか、私はこのあと篤(とく)と知ることになるのだ。それと比べればこの私など…まさに頬を引っ叩(ひっぱた)かれる思いがしたものだ。とにかく私にはもう〝やる〟しか、現実に行いを為すしか他に道はないようだ…。
今から20年前、車上生活に追い込まれた際に見た、決して忘れることのできないあの夢!そこに現れた大天使から私は「そなた田中茂平はこのあと生涯をかけて我への証しをせよ。A子を敬いB子を慈しめ。魔は滅びしにあらず、疾く戻り来む。田中茂平、いざ、汝(な)が本懐を為せ!」と告げられたのだった。にも拘らずその後の20年に及ぶこの為体(ていたらく)!いくらそこに常人には有り得ない、20年間に及ぶヤクザストーカーどもによる苛みがあったとしても、おい、お前…田中茂平さんよ。いくら何でもひど過ぎはしないか?天使の命(めい)を蔑(ないがし)ろにしてはいまいか?いいか、おい、茂平。もう終わっちまうんだぜ、人生そのものがさ。このまま負目負目と負け犬のままで終わるつもりなのかい?
「魂(A子)・心(B子)・現実(私自身、私の人生)の光転を為せ」と云われたのだったな?あの時、天使から……などと、チンピラストーカーどもの苛みに負けて、荒れ地のようになってしまった自分の心を、恰も開闢し行くが如き思いに至る私だった。
思いここに至れば、今回のこの一連の出来事が決して偶然ではなかったという気がする。思いも寄らなかった山倉との再会、栄子さんやビアクさん、明美ちゃんとの出会い…実際のこと、その明美ちゃんがどれほど悲惨な境遇に置かれていたか、私はこのあと篤(とく)と知ることになるのだ。それと比べればこの私など…まさに頬を引っ叩(ひっぱた)かれる思いがしたものだ。とにかく私にはもう〝やる〟しか、現実に行いを為すしか他に道はないようだ…。