どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
(やはりクラリスは、自ら命を絶ったのか?)
 ダリウスは小包を持ってきた使用人に質問をする。
「それで昨日、王家からなにか言ってきたか?」
「なにか、とは?」
 彼は、最近雇ったばかりの使用人でまったく役に立たない。
「王家の人間が、うちを尋ねてきたのなら、詫びのひと言ででもあったのかと聞いている」
「さ、さあ? もしそうならば、エメットが対応したのでは?」
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