どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
「そのエメットがいないから聞いているのだろう!」
 ダリウスが怒鳴りつけると、使用人は逃げ出してしまった。
「なんてことだ! 使用人の躾もできていないとは、これではらちが明かない」
 ダリウスは執務室を出ると、事情を聴くためにマデラのもとへ向かう。
 マデラはいつも通り、食堂でだらだらと遅めの朝食を食べていた。
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