死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~
 だが彼は皇太子だ。彼の指揮が行かなければこの戦争は勝てない。

リーナが祈りを込めて作った御守りの紐を剣の鞘に巻きレオは出陣した。

 心配ないと微笑みを残して――。



 ひと月後、レオから手紙がきた。

 元気そうな言葉にホッとしつつ読み進めると――。

【同行している神官に聞いたんだが、神聖力は正しい使い方を身につけて初めて強力な力が発揮できるそうだ。リーナの力も同じことが言えるかもしれない】

 ハッとした。確かに以前にはない力は感じるのだが、使い方はよくわかっておらず、今はただ治りますようにと手を翳して祈っているだけだ。神官が神聖力を使う様子をただ真似ていた。

 レオの手紙には帝都の神殿にいる大神官の名前が書いてあり、訪ねてみたらどうかとあった。

 早速その日のうちに神殿を訪問し、事情を話して指導を請うと大神官は快く引き受けてくれた。

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