憎しみに溢れた貴方
*
あいつと再会したのは、数年後のことだった。
「いきなりこんなところに呼び出して、何?」
あたしたちが立っているのは、海のすぐそば。
なんなのかと思えば、こいつは微かに口角を上げた。
「あの時のこと、覚えてる?」
全く、いきなりどういうことなんだよ。人生滅茶苦茶にされてどんな気持ちですかとでも聞きたいの__
ドンッ!!
考えている間に、いつの間にかあたしの足は地面から離れていた。
目の前には、不気味なほどに嬉しそうな顔をしたあいつ。
あたしは、落とされた。
落とされた。殺された。あいつに。殺された!
なんで、なんでまた、なんでなんでなんでなんで__
残酷な程に冷たく哀れな水に包まれる。
苦しい、苦しい。冷たい。逃げたい。
いっその事なら早く死んでしまいたい。
息の吸えないこの地獄で、無駄な意識が保たれている。
絶対に、あいつを許さない。
あの世にいっても、絶対に。
この感情は、死んでも一生忘れない。
お願いだから、あいつだけは刑務所で孤独死でもして、世界一惨い死に方をすればいい。
ああ、息が吸いたい。
楽になりたい。
もう、あたしはもがくのも辞めた。
あたしの中の空気は、全て海に呆気なく溶けていった。
あいつと再会したのは、数年後のことだった。
「いきなりこんなところに呼び出して、何?」
あたしたちが立っているのは、海のすぐそば。
なんなのかと思えば、こいつは微かに口角を上げた。
「あの時のこと、覚えてる?」
全く、いきなりどういうことなんだよ。人生滅茶苦茶にされてどんな気持ちですかとでも聞きたいの__
ドンッ!!
考えている間に、いつの間にかあたしの足は地面から離れていた。
目の前には、不気味なほどに嬉しそうな顔をしたあいつ。
あたしは、落とされた。
落とされた。殺された。あいつに。殺された!
なんで、なんでまた、なんでなんでなんでなんで__
残酷な程に冷たく哀れな水に包まれる。
苦しい、苦しい。冷たい。逃げたい。
いっその事なら早く死んでしまいたい。
息の吸えないこの地獄で、無駄な意識が保たれている。
絶対に、あいつを許さない。
あの世にいっても、絶対に。
この感情は、死んでも一生忘れない。
お願いだから、あいつだけは刑務所で孤独死でもして、世界一惨い死に方をすればいい。
ああ、息が吸いたい。
楽になりたい。
もう、あたしはもがくのも辞めた。
あたしの中の空気は、全て海に呆気なく溶けていった。


