再逢
「はぁ‥‥」

様々な余韻が残ってこんなままでは
寝付けないよ‥‥

お風呂に入った後ベッドに寝そべるものの、日髙さんに抱き締められた強い腕の力や、髪や頬を撫でる指先の感覚に
小さく身震いしつつも、やっぱり閉じた
あのアルバムの続きが何処かで気になっていた

伽耶‥‥
あんなに体が弱かったのに、隆徳さんと
協力してこんなに素敵なホテルを建てて
いたなんて‥‥

私が思いを寄せていた人が伽耶達の孫
に当たる。これってやっぱり偶然とはいえ広い世界でこんな事が起こるんだと
思わされる

花苑様だって、ハルさんの生き写しの
ようで少し怖かった‥‥

私が前世の記憶を持っている事と、ここに来たことに何か繋がる意味があるとしか思えない様々な出来事に不安が全くないわけじゃない

けど‥日髙さんが居てくれるだけで
こんなにも心強いことはない

なかなか寝付けなかったが、次の日は
早朝から厨房勤務に向かい、ゲスト様が
使われるテーブルやカトラリーなどの
準備に追われあっという間に半日が過ぎた。
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