溺愛銃弾 〜メルティ・your・バレット~
ミルクや必要なものを詰めたマザーズバッグを手に、マンション前に停まった黒のミニバンのステップを踏む。
鹿島さんが助手席で、運転手に憶えはないけど支倉からついてきたひとかな。乗り込むとき、挨拶すると無言で会釈が返った。組のひとは、わりとこんな風だった。
玉置さんは。・・・つい考えてしまいそうなのを振り払い、フタをする。
一番後ろでチャイルドシートの一花にミルクを飲ませたり、玩具であやしてるうち、車が動いてない気がしたら。
「・・・お疲れ様でした」
鹿島さんの声がした。スモークガラスの後部ドアがゆっくりスライドする。
覗いたのはコンクリートの壁と、ぽつぽつ並ぶ車のフロント。地下駐車場らしい。
「着いたよ、樹。少し歩くからね」
真ん中に座った陶史郎さんが先に下り、抱き上げた一花を引き受けてくれる。
グレーの三つ揃いにブルーのシャツが凜と引き立ち、花柄ワンピース風なロンパースを着せた娘を片腕に抱っこする絵は、控えめに言ってもなにかの雑誌の表紙を飾れる。と思う。
鹿島さんが助手席で、運転手に憶えはないけど支倉からついてきたひとかな。乗り込むとき、挨拶すると無言で会釈が返った。組のひとは、わりとこんな風だった。
玉置さんは。・・・つい考えてしまいそうなのを振り払い、フタをする。
一番後ろでチャイルドシートの一花にミルクを飲ませたり、玩具であやしてるうち、車が動いてない気がしたら。
「・・・お疲れ様でした」
鹿島さんの声がした。スモークガラスの後部ドアがゆっくりスライドする。
覗いたのはコンクリートの壁と、ぽつぽつ並ぶ車のフロント。地下駐車場らしい。
「着いたよ、樹。少し歩くからね」
真ん中に座った陶史郎さんが先に下り、抱き上げた一花を引き受けてくれる。
グレーの三つ揃いにブルーのシャツが凜と引き立ち、花柄ワンピース風なロンパースを着せた娘を片腕に抱っこする絵は、控えめに言ってもなにかの雑誌の表紙を飾れる。と思う。