溺愛銃弾 〜メルティ・your・バレット~
表は人通りのある場所だった。ビルがすき間なく立ち並んで、会社や飲食店が自由に雑ざってる。大きくも小さくもない、来たことがない街。
仕事終わりっぽい人達とすれ違いながら、『とんこつ』の看板が目立つラーメン店の角を曲がった。途端、また景色が変わる。
赤や紫の電飾、提灯がところどころ奥まで続いて、もしかしたら昔はここが一番の繁華街だったって思えなくもない。
・・・しかも赤ちゃん連れで場違いというか、ふつうに周りから浮いてる感じはする。
「ここだよ」
界隈の端に近かった白壁のお店の前で、陶史郎さんがやんわり笑った。
暖簾はかかってないけど、格子戸から中の灯りが漏れてる。鹿島さんが躊躇なく引き手に手をかけた。
「久しぶりだねぇ伊沢。ほら、世界一可愛いうちの嫁と娘」
「相変わらずで何よりじゃねぇか」
木目のカウンター越し、藍染めの作務衣を着た板前さんが陶史郎さんに眼差しを細め、薄っすら口角を上げる。
「今夜は貸し切りだ、・・・ゆっくりしてけ」
仕事終わりっぽい人達とすれ違いながら、『とんこつ』の看板が目立つラーメン店の角を曲がった。途端、また景色が変わる。
赤や紫の電飾、提灯がところどころ奥まで続いて、もしかしたら昔はここが一番の繁華街だったって思えなくもない。
・・・しかも赤ちゃん連れで場違いというか、ふつうに周りから浮いてる感じはする。
「ここだよ」
界隈の端に近かった白壁のお店の前で、陶史郎さんがやんわり笑った。
暖簾はかかってないけど、格子戸から中の灯りが漏れてる。鹿島さんが躊躇なく引き手に手をかけた。
「久しぶりだねぇ伊沢。ほら、世界一可愛いうちの嫁と娘」
「相変わらずで何よりじゃねぇか」
木目のカウンター越し、藍染めの作務衣を着た板前さんが陶史郎さんに眼差しを細め、薄っすら口角を上げる。
「今夜は貸し切りだ、・・・ゆっくりしてけ」