年下研修医の極甘蜜愛
「それで、どうしてわたしを好きなんですか?」
「最初はね、完全な一目惚れ」
「一目惚れ?」
「うん、きれいなお姉さんだなって。でも本当に好感を持ったのは、僕が彩さんの名前を読み間違えた時。失礼なことをしたのに、よく間違われるってやんわり僕のミスを真っ先にカバーしてくれたでしょ? 人を傷つけないように間違いを指摘できる、思慮深くて優しい人だと思ったんだ。そして、マカロンを渡した時の嬉しそうな顔で完全におちた」
「……は、はぁ」
今まで言われたことのない言葉をずらりと並べられて、彩はなんて返していいのか分からず目を点にする。首から上が異常に熱くて、頭のてっぺんから湯気が出ているような気がしてきた。左胸が騒がしくて、これ以上なにか言われたら心臓がパーンと弾けて死んでしまうかもしれない。
「先生、もう結構です」
「え、どうして? まだ馴れ初めに触れただけで、彩さんの魅力について話してないよ?これからが本番なんだけどな」
「先生のお気持ちは、よ……よく分かりましたから。わたし、こういうのに慣れていないんです。心臓が爆発しそう」
「そういうところが、かわいい」
「かっ……、からかわないでください」
「からかってないよ」
仁寿が、楽しそうに笑う。