年下研修医の極甘蜜愛
彩は、乾いた喉をシャンパンで潤して、鼓動が落ち着くのを待った。しかし、一度暴れ出したリズムは乱れる一方で、少しも落ち着く気配がない。
「ねぇ、彩さん」
仁寿が、彩の手から飲みかけのシャンパンが入ったグラスを取ってテーブルに置く。彩は、仁寿を見て息をのんだ。その表情があまりにも真剣だったからだ。ただならぬ雰囲気を感じて、背筋がぴんと伸びる。
「誕生日にほしいもの、実は彩さんがメッセージをくれた瞬間に決まってたんだ」
「そうだったんですか?」
「うん。言ってもいい?」
「もちろんです。教えてください、先生がほしいもの」
「なんでもいいって彩さん言ってくれたけど、二言はない?」
「ないですよ。誕生日ですから、お好きなものをプレゼントいたします」
「そっか。じゃあ、言うね」
仁寿が、ほっとしたように少し表情を緩めて彩の左手を握る。そして、その手をゆっくり口元に近づけて、薬指にキスをした。
「あ、あの……。先生?」
「僕がほしいのは、彩さん」