年下研修医の極甘蜜愛
一瞬、なにを聞かれたのか分からなかった。
病気のことは、心配をかけたくないから両親には内緒にしている。親友の由香と、休職するために職場の上司と総務の担当者にしか話していない。
「どうして知ってるんですか? 由香に聞いたんですか?」
「違うよ。北川先生は、絶対にそんなこと教えてくれない。彩さんの部屋に、検査の予約の紙があったから」
アパートは、たまに女友達が遊びにくるだけの完全なプライベート空間だ。予約票の存在なんて気にも留めていなかった。迂闊だった、と彩は内心で深く反省する。
「さっき、夕飯を食べながら彩さんについて考えてた。傷、目立たないね。全然気がつかなかったよ。腹腔鏡で手術したの?」
彩が小さく頷くと、ぎゅっと抱きしめられた。