ハル
後に立つ男の内1人がいつの間にか軽量タイプのノートパソコンを取り出して、なにやら打ち込んでいる。
「おかげで暗号の半分は解けているんだ。残るはもう少し――」
「すべての暗号がわかりました。ちょっとした子供騙しですね」
男の言葉にサッと血の気が引いていくのを感じた。
「そんなの嘘だ。あの暗号はなぜか海の中を指していたし、そう簡単に解けるものじゃない!」
諒の言葉に愛のお父さんが以外そうな表情を浮かべた。
「おや、君たちも最初の数字が座標だと気がついたみたいだね。でも残念だ。海の中というのはじいちゃんのフェイクだよ。実際にはあれは以前庭にあった大きな池を指している。水繋がりでね」
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