ハル
「もしかして音声にも反応しないの? あ、おじいちゃんの声紋じゃなきゃダメとかなやつかなぁ?」
取り出した拍子にスイッチが入ってしまったようだから、難しい場所にはついていないはず。
だけど探してみてもどこにスイッチが入っているのかわからずため息を吐き出した。
「仕方ない。ハル、重たい物は持てる?」
「ハイ、モテマス」
「じゃ、ついてきて」
ハルと共に母屋に戻って積み重ねられた段ボールを両手に抱える。
「ハルもひとつ持ってきて」
そう指示を出すとハルは段ボールに近づいて行って両手を伸ばした。
よしよし、これなら役立ちそう。
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