ハル
けれどその表情は険しくて、こらから話すことが楽しい内容ではないことを予感させた。
《ワシはもうすぐ病気で死ぬ。もう十分生きて、未練はなにもない。でもひとつだけ、これを見つけた人に託したいことがある》
おじいちゃんの映像はとても鮮明で、手を伸ばしたら触れられるんじゃないかと錯覚してしまいそうになるほどだ。
《ワシはずっとロボットの研究を続けてきた。それと同時に時間の研究もしていた》
「時間の研究? 諒聞いたことはある?」
「いや、ないよ」
諒が首を左右に振る。
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