ナルシストと恋は de キュン!






「行っちゃったね……」
「うん」
「さよならぐらい言わせてくれても良かったのにね」
「うん」
「いつ帰ってくるかな?」  
「うん」
「美柑、1+1は?」
「うん」

 ダメだ、私以上に重傷だこりゃ……。

 いろいろ話しかけても、うわの空。
 完全に心ここにあらずって感じだ。
 
 66号、源もなかの方も似たような感じ。
 向こうは、1学期の途中からアイツのために学校に来ていたようなもの。このままじゃ、また不登校になるんじゃと考えてしまう。

 ――でも私だって、それなりにショックを受けている。
 
 ただ、他のふたりと違って、自分の感情を他人に見られるのがイヤ。

 だから、昨夜いっぱい泣いて、目を腫らしているが、今日はいつもどおりの自分を演じている。







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