大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。

 私は少し悩んだけれど、穂高にだけは連絡を入れた。

【元夫が突然来た。これから外のカフェで話してくる。大丈夫だから安心して】

 本当は大丈夫じゃなかったけれど、嘘をつくしかなかった。

 今、私には穂高がいて、好きに仕事もして、幸せでいる。
 でもこの目の前の人は幸せには見えない。

 別れた時から随分変わった匡輔を見て、彼の人生を変えた責任のようなものが私の中に芽を出した。
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