大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。
私の言葉に穂高の顔がふわっと嬉しそうに輝いて、すぐに顎を軽く掴まれ、キスが落ちる。
もう少しだけ逆らおうと思ったのに、気づけば背中をソファに押し倒されていた。
視界に彼の顔と天井が交互に揺れる。
優しくて頼りになって、今も大好きな私の夫。
「穂高……大好き」
「俺も。千紘を愛してる」
あぁ、この人と家族になれて、本当によかった。
何度も何度もキスをして、そのうちキスが深くなって。静かな家の中で、私たちはまた一段と愛を深めた。
〈完〉


