俺様御曹司はパイロットになって愛しい彼女を迎えに来る
だから二人は隼人の都合のいい時にラインをしてくれれば自分たちは隼人に合わせると言って、定期的なビデオ通信をやめてしまった。
そのうちお互い忙しくなってきて気づいたらもう何年も音沙汰なしになってしまっていた。
それでも、健吾とはメールで時々連絡は取っているようなので、かろうじて空は隼人が元気でいることやパイロットの資格を取った事、カナダのエアラインにパイロットとして働き始めた事を知ることができた。
隼人はまず最初にPPL(自家用操縦士)の資格を取りそれから順次民間航空会社のパイロットとして働くための資格を取っていった。
隼人は最終的にバンクーバーでの飛行訓練を経てカナダでパイロット
として3年働いて日本にやってきたのだ。
家族はまだカナダにいるというより、カナダに移住してしまったようだ。隼人も国籍はカナダにあるらしい。
海外赴任でカナダに行ったという事ではなかったようだ。
それも隼人が、NOAに来て初めて知った。
でも、6年の月日が経っているにも関わらず会ってしまえばすぐに別れた頃の3人に戻れてしまうのが嬉しい。
そして相変わらず隼人はマイペースで俺様で空に対しては保護者気取りで過保護なのだった。だから、小夜子さんたちとの食事会も心配してくれる。
小夜子さんの孫の雄介から時々ラインが届き、おはようやお休みなど今日は何をしていたとか、返事に困るようなことを言ってくるのだ。
僕は今日はこんな仕事したとかどこに行ったとか、“知らんがな”と言うほかないような自分の話が長い人なのだ。そんな雄介が苦手だった。
これが好きな人だったらそんな事も嬉しいのかなあと思う空だったが、きっと空は好きな人でもだらだらラインに自分の行動を丁寧に教えてくれようとするナルシストは好きになれない。
隼人も健吾もラインは簡潔で短い。余計なことはあまり書かない。それより顔を見て話す方が大切だと思っているタイプだ。空もそうなのだ。
だから雄介のラインにはなんて返せばいいのかわからないのだ。2回に1回は既読スルーしている。
ラインの届いた時のピコンの音が鳴るとドキッとしてしまう。画面を確認して美空や健吾、隼人からだと、ほっと安心してしまう空だ。
そんな空を見て美空は、
「空、雄介さんからのライン困ってるんでしょう?はっきり言った方がいいよ」
「でもさ、なんていうのよ。別に付き合ってほしいとか、好きだとか言われてないのに変に意識しているみたいで、自意識過剰のアホ女みたいじゃない」
「う~ん、まあそうだよね。はっきり言ってくれれば、びしっと断れるのにね。なんだか生殺しみたいで空が可哀そう」
「美空ありがとう。もうねえライン見たくないんだよね。美空と健吾と隼人しかプライベートは登録していなくて、何も考えなかったけど、雄介さんは異質だよね。返事に困るようなラインなんだよね。もうラインをよこすのは勘弁してほしい。今日何してたって言われても、仕事っていうしかないし休みっていうとじゃあ食事でもって言われるのが嫌だし」
「ほんとに、隼人に乗り込んでもらって俺の恋人に手を出すなって言ってもらったら?」
「それだってどんな話になるかわかりもしないのに、隼人が恥かくだけじゃん」
空はため息をついて、とにかく食事会が早く終わることを祈る気持ちでそわそわしている。
そのうちお互い忙しくなってきて気づいたらもう何年も音沙汰なしになってしまっていた。
それでも、健吾とはメールで時々連絡は取っているようなので、かろうじて空は隼人が元気でいることやパイロットの資格を取った事、カナダのエアラインにパイロットとして働き始めた事を知ることができた。
隼人はまず最初にPPL(自家用操縦士)の資格を取りそれから順次民間航空会社のパイロットとして働くための資格を取っていった。
隼人は最終的にバンクーバーでの飛行訓練を経てカナダでパイロット
として3年働いて日本にやってきたのだ。
家族はまだカナダにいるというより、カナダに移住してしまったようだ。隼人も国籍はカナダにあるらしい。
海外赴任でカナダに行ったという事ではなかったようだ。
それも隼人が、NOAに来て初めて知った。
でも、6年の月日が経っているにも関わらず会ってしまえばすぐに別れた頃の3人に戻れてしまうのが嬉しい。
そして相変わらず隼人はマイペースで俺様で空に対しては保護者気取りで過保護なのだった。だから、小夜子さんたちとの食事会も心配してくれる。
小夜子さんの孫の雄介から時々ラインが届き、おはようやお休みなど今日は何をしていたとか、返事に困るようなことを言ってくるのだ。
僕は今日はこんな仕事したとかどこに行ったとか、“知らんがな”と言うほかないような自分の話が長い人なのだ。そんな雄介が苦手だった。
これが好きな人だったらそんな事も嬉しいのかなあと思う空だったが、きっと空は好きな人でもだらだらラインに自分の行動を丁寧に教えてくれようとするナルシストは好きになれない。
隼人も健吾もラインは簡潔で短い。余計なことはあまり書かない。それより顔を見て話す方が大切だと思っているタイプだ。空もそうなのだ。
だから雄介のラインにはなんて返せばいいのかわからないのだ。2回に1回は既読スルーしている。
ラインの届いた時のピコンの音が鳴るとドキッとしてしまう。画面を確認して美空や健吾、隼人からだと、ほっと安心してしまう空だ。
そんな空を見て美空は、
「空、雄介さんからのライン困ってるんでしょう?はっきり言った方がいいよ」
「でもさ、なんていうのよ。別に付き合ってほしいとか、好きだとか言われてないのに変に意識しているみたいで、自意識過剰のアホ女みたいじゃない」
「う~ん、まあそうだよね。はっきり言ってくれれば、びしっと断れるのにね。なんだか生殺しみたいで空が可哀そう」
「美空ありがとう。もうねえライン見たくないんだよね。美空と健吾と隼人しかプライベートは登録していなくて、何も考えなかったけど、雄介さんは異質だよね。返事に困るようなラインなんだよね。もうラインをよこすのは勘弁してほしい。今日何してたって言われても、仕事っていうしかないし休みっていうとじゃあ食事でもって言われるのが嫌だし」
「ほんとに、隼人に乗り込んでもらって俺の恋人に手を出すなって言ってもらったら?」
「それだってどんな話になるかわかりもしないのに、隼人が恥かくだけじゃん」
空はため息をついて、とにかく食事会が早く終わることを祈る気持ちでそわそわしている。