初恋同盟〜イケメン過ぎる君からの不適切な溺愛〜
な、何だったんだ?今のは?



久しぶりに喋ったと思ったら不細工とか仮にもレディーに酷すぎだし…



他の人に迷惑とか、早退した方がいいとか余計なお世話だし…



でも…



久しぶりにちゃんと哲司と喋れた…



う、嬉しい…



私は何となく顔がにやけてしまう…



ふと保健室の洗面台の鏡を見ると、自分のか顔が赤い事に気がついた



やばい…



私顔が真っ赤だ…



な、何か顔も熱い…



🎵キーンコーンカーンコーン🎵



私が1人アタフタしていると、一時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った



「未知ー、大丈夫だったー?」



休み時間になり、親友の梨花が心配そうに様子を見に来る…



「どうしよう?梨花…私久しぶりに哲司と喋っちゃった⁉︎」



私は喜びと驚きを隠せなくて梨花に抱きついてしまった



「えっ⁈黒田くんここに来たの?何だか分からないけど、喋れたなら良かったね」



梨花が抱きつく私の背中をぽんぽん叩く…



私は3年ぶりにまともに哲司と話せた事が嬉しくて、その後もずっと顔が緩みっぱなしでニタニタしてしまった



梨花にはその顔気持ち悪いよ。と釘を刺して言われたけど、嬉しさが隠せなくて、私はその日一日ずっとニタニタしていたのだった…



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