初恋同盟〜イケメン過ぎる君からの不適切な溺愛〜

何が起きているのか分からない状況に私は戸惑いを隠せない…



「哲司待って⁈」



私の腕を掴んだまま歩く哲司の行動を遮るように言葉を発した…



私の呼びかけに哲司の足がピタリと止まる….



まだ私の腕を掴んだままだ…



怖い顔をしていた哲司はハー息を吐いて私を見つめた…



「さっきの奴誰？」



少し怒ったような表情で私を見る哲司は言い方も何か怒っているように感じる…



「誰って…うちの部活の部長だけど…？」



私はなぜ問い詰めるような言い方をされるのか分からないけど恐る恐る答えた…



「付き合ってるの？」



哲司はやっぱり顔が怖い…



「付き合ってないけど…今さっき告白された…」



私は先輩に付き合って欲しいと告白された事実を素直に話してしまった…