無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜
あと、ふたりで一緒に料理するので、全体的に道具が不足していた。
包丁もそうだし、鍋つかみや菜箸、トング。
あと計量カップや秤なんかも、料理初心者さんに教えるなら欲しい……。

考えたらなんだかワクワクしてきた。
全然それっぽくないけど、お買い物デートって考えるとなおさらドキドキしてきた。

「ぜひ行きましょう。せっかくだからお皿も買い足してはどうですか?」
「そうだな。じゃあペアにしても?」
「ぺ、ペア⁉」

まるで新婚さんみたいと想像しちゃって、つい顔を赤くしてしまった。
湊さんは楽しげに微笑んだ。

「そうと決めたら早く行こう。帰りは行きたいって君が行っていたカフェでランチするのはどうかな」
「はい、素敵な計画です!」

私も笑顔をこぼしてうなずいた。

冬には珍しい快晴の空が、そんな弾んだ気持ちをさらに高めてくれる。

そうだ。私には湊さんがいる。
何も悩むことも苦しむことはない。

まずは元気を出そう。
難しいことは、それからしっかり考えればいい。
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