私が好きになったのはどっちなの?
フッと微笑して埼玉方面に車を走らせていると、後部座席のふたりは東京を出た辺りで眠っていた。
どうせ釣りで疲れるんだから寝ておいた方がいい。
埼玉の釣り場に着いて釣りを始めるが、俺の想定とは違う状況になる。
いつも樹は人を気にかけずひとり黙々と釣るのに、今日は初心者の渡辺さんの横に並んで彼女を指導する。
俺はマイペースで釣る樹に花梨ちゃんが積極的に話しかけるようミッションを出す予定だった。
「渡辺、竿倒しすぎ。もっと上げて」
「あっ、すみません」
渡辺さんがあたふたしながら樹に謝っている横で、花梨ちゃんがそんなふたりを羨ましそうに見ている。
渡辺さんが初心者だから教えているのだろうが、もし花梨ちゃんが初心者だったら、樹はどちらを指導していただろう?
もし、渡辺さんが経験者で、花梨ちゃんが初心者だったら、樹は彼女に教えただろうか?
そんな疑問が頭に浮かぶ。
どうせ釣りで疲れるんだから寝ておいた方がいい。
埼玉の釣り場に着いて釣りを始めるが、俺の想定とは違う状況になる。
いつも樹は人を気にかけずひとり黙々と釣るのに、今日は初心者の渡辺さんの横に並んで彼女を指導する。
俺はマイペースで釣る樹に花梨ちゃんが積極的に話しかけるようミッションを出す予定だった。
「渡辺、竿倒しすぎ。もっと上げて」
「あっ、すみません」
渡辺さんがあたふたしながら樹に謝っている横で、花梨ちゃんがそんなふたりを羨ましそうに見ている。
渡辺さんが初心者だから教えているのだろうが、もし花梨ちゃんが初心者だったら、樹はどちらを指導していただろう?
もし、渡辺さんが経験者で、花梨ちゃんが初心者だったら、樹は彼女に教えただろうか?
そんな疑問が頭に浮かぶ。