私が好きになったのはどっちなの?
「優希くん、おはよう。よく眠れた?」
声をかけるけど、反応はない。それでも話を続ける。
「週末にね、蓮先生たちと釣りに行ったの。蓮先生とどっちがいっぱい釣れるか勝負したんだけど、蓮先生すごく上手で負けちゃった。でも、私も大きな魚釣ったんだよ」
起きてないのはわかっているが、それでも「こーんなの」とジェスチャーを交えて話す。
「結局蓮先生に手伝ってもらったけど、樹先生とも話せて楽しかったよ。優希くんも釣りするのかな? あっ、もうすぐ業務開始だからまたね」
手を振ってナースステーションに戻る。
いつものように担当病棟を静香さんと回っていると、患者さんにお尻を触られた。
「きゃっ!」
思わず声をあげ、触った患者さんに目を向ける。
その患者さんは認知症の七十代のおじいちゃんで、先週は静香さんのお尻を触っていた。
素で怒りそうになったけど、業務中なのでグッと堪える。
認知症の患者さんだから仕方ない。
自分をそう納得させようとしたら、蓮先生がたまたま通りかかって、患者さんを注意する。
声をかけるけど、反応はない。それでも話を続ける。
「週末にね、蓮先生たちと釣りに行ったの。蓮先生とどっちがいっぱい釣れるか勝負したんだけど、蓮先生すごく上手で負けちゃった。でも、私も大きな魚釣ったんだよ」
起きてないのはわかっているが、それでも「こーんなの」とジェスチャーを交えて話す。
「結局蓮先生に手伝ってもらったけど、樹先生とも話せて楽しかったよ。優希くんも釣りするのかな? あっ、もうすぐ業務開始だからまたね」
手を振ってナースステーションに戻る。
いつものように担当病棟を静香さんと回っていると、患者さんにお尻を触られた。
「きゃっ!」
思わず声をあげ、触った患者さんに目を向ける。
その患者さんは認知症の七十代のおじいちゃんで、先週は静香さんのお尻を触っていた。
素で怒りそうになったけど、業務中なのでグッと堪える。
認知症の患者さんだから仕方ない。
自分をそう納得させようとしたら、蓮先生がたまたま通りかかって、患者さんを注意する。