私が好きになったのはどっちなの?
「ドイツ語話せないです」
あ~、せめてさっきの自己紹介だけドイツ語ですればよかった。なんか無性に悔しい。
「は~い、おまたせ。外国の方も一緒だから、今日は焼き魚定食にしてみたの」
ルカ先生の対応に困っていたら、麻里さんが料理を運んできた。
「和食も食べれるんですね」
洋食専門かと思っていた。
「ふふっ、私の気まぐれだから。あっ、いい日本酒もあるの。山形のお酒」
小瓶の冷酒を出す麻里さんにルカ先生が尋ねる。
「これはサバですか?」
「ええ。そうよ。よく知ってるわね」
「蓮が教えてくれました。彼がドイツに来た当初は同じ部屋に住んでいたんですよ」
ルカ先生がスマホを出してある画像を見せた。
それは部屋の一室でルカ先生と樹先生が瓶ビールを飲んでいる写真。
これ、私が出会った時の樹先生だ。
「あれ? 樹先生もドイツに行ってたんですか?」
ルカ先生の横にいるのは樹先生。
「樹? 違う。これは蓮だよ」
あ~、せめてさっきの自己紹介だけドイツ語ですればよかった。なんか無性に悔しい。
「は~い、おまたせ。外国の方も一緒だから、今日は焼き魚定食にしてみたの」
ルカ先生の対応に困っていたら、麻里さんが料理を運んできた。
「和食も食べれるんですね」
洋食専門かと思っていた。
「ふふっ、私の気まぐれだから。あっ、いい日本酒もあるの。山形のお酒」
小瓶の冷酒を出す麻里さんにルカ先生が尋ねる。
「これはサバですか?」
「ええ。そうよ。よく知ってるわね」
「蓮が教えてくれました。彼がドイツに来た当初は同じ部屋に住んでいたんですよ」
ルカ先生がスマホを出してある画像を見せた。
それは部屋の一室でルカ先生と樹先生が瓶ビールを飲んでいる写真。
これ、私が出会った時の樹先生だ。
「あれ? 樹先生もドイツに行ってたんですか?」
ルカ先生の横にいるのは樹先生。
「樹? 違う。これは蓮だよ」